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2015-02-07 15:08    プラダ財布ピンクベージュ
「この世のすべての富とはまた古めかしいですね」  さすがに山岡は自分をおさえかねたらしい。皮肉たっぷりに言う。だが無仙はそれを無視した。 「君らのような若者は、今の世にはびこる科学とか、合理主義とかいうものにすっかり毒されているからな。千万言をここでついやしても儂の言わんとすることを心から理解することはできまい。それに、岩井にはこの前の夜も言ったとおり、邪霊がついておる。だから土地取引の件を理由にここへ呼び寄せたのだ。ここへは邪神邪霊もその力を及ぼすことはできん。我々の力で強力な結界を作ってあるのだ。その山岡とかいうアシスタントは余分だったが、一緒でなければ嫌《いや》だというなら、岩井の友情に免じて共に事の真相を示して見せよう」 「こんなところで何をなさるというのです」  栄介は突然不安を感じた。自分が何かとほうもない罠《わな》におちこんで行きそうな気がしたのである。 「幾すじも光の束がさし込んでいるだろう」  無仙にそう言われ、あらためて栄介はそれを見た。無数の白い微小な埃が、その光の中に舞っていた。山岡も同じように、さしこんだ光線をみつめている。  微小な白い埃は、よく見なれたものであった。浮くと思えば沈み、沈むと思えばまた浮いた。何かの波動に操られたように動きまわり、突然|渦《うず》をまいて走ったりした。  いつの間にか、栄介はその埃の渦に意識を吸いこまれていた。この廃屋をとりまく木々の葉ずれの音も遠のいて、茫然《ぼうぜん》と突っ立っている。  はじめに白く長い裳裾《もすそ》が揺れて見えた。それはよく夢に出て来る幼い頃の記憶らしかった。その白い裳裾はたしかに栄介の母親のもので、彼は裳裾を視野一杯に感じて歩いていた。  遠くから自分を呼ぶ者の声を聞いた。それは無仙の声のようであった。すると裳裾の下のほうがぼうっと赤味を帯びはじめ、赤い霧のようにひろがりはじめた。  その赤い霧はやがて彼の視野一杯に揺れ動いていた裳裾を押しつつみ、栄介は自分の母が遠のいて行くのを感じた。 「お母さあん……」  栄介は母を呼んだ。しかしそれははるかかなたから聞こえて来る。  赤い霧はますます濃くなり、その中に緑色の輝点がいくつも現われた。その緑色の輝点は相互に一定の間隔を持って回転し、やがてひとつの像を結んだ。 「バール神」  栄介はそう思った。それは一体の神像であった。西方セム族の神、古代フェニキアの火神バールであった。しかも栄介の半睡状態の知性は、必死になってなぜ自分がそれをバール神だと認識したのか、理由を探りはじめていた。生まれてこの方、栄介はいまだかつてバール神を見たことも聞いたこともなかったのだ。  ふしぎな状態であった。