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2015-02-04 02:39    グッチ長財布白
 はあ、と裕生はため息をつく。 「今、病院?」  と、裕生は言った。先月裕生たちは、天内茜と蔵前《くらまえ》司《つかさ》という二人のカゲヌシの契約者と知り合っていた。蔵前は警察《けいきつ》に疑われることなく数十人もの人間を殺害して来た殺人鬼で、茜は蔵前に家族を殺されていた。  二人が契約していたカゲヌシ——ボルガとアブサロムは「黒の彼方《かなた》」によって倒されたが、結局蔵前は逃亡し、重傷を負った茜は病院で治療《ちりょう》を受けていた。 「うん、病院。もうすぐ退院だけどね。今、ロビーの電話からかけてるの。この前はお見舞《みま》いありがとう」 「……それは別にいいんだけど」  軽い疲れを感じながら裕生《ひろお》は言った。 「でも、ぼくが出たからいいけど、うちの苗字《みょうじ》ぐらい言ってくれないと、いたずら電話だと思われるよ」 「裕生ちゃんの苗字、忘れちゃった」 「藤牧《ふじまき》だよ。何回も言ったのになんで忘れ……」  その時、玄関のドアが開く音が聞こえた。裕生が廊下を覗《のぞ》くと、葉《よう》が出ていくところだった。声をかける間もなく、ドアが閉じた。  どこへいったんだろう、と裕生は思った。 「どうかした?」 「ううん。なんでもない……退院決まってよかったね」 「それは別にいいの。あんまり時間ないから急いで話すけど、あのね、なんか変わったことない?」  少し改まった声で彼女は言う。とたんに裕生は緊張《きんちょう》した。 「蔵前《くらまえ》のこと?」  蔵前は長らく警察《けいさつ》の目をごまかし続けて来たが、今は茜《あかね》の家族を殺害した容疑で全国に指名手配されている。他《ほか》にも何件かの殺人事件や失踪《しっそう》事件との関与が疑われているらしい。裕生たちは蔵前に対する警戒を解《と》いていない。蔵前は裕生たちに報復を誓って去っていった。おそらく、機会を見て自分たちの前に再び現れるはずだ。